八木映美と静かな実験 / 脈々と。ー Our life is in circle.

八木映美と静かな実験 / 脈々と。ー Our life is in circle.

 es quart によるオリジナルブランド”TARTLE PRODUCTS”。「一時的な出来事や流行に囚われることなく、遠い未来に残るようなプロダクトを生み出したいという想い」を基に、「機能性に留まらない、物自体が持つ価値はどこにあるのか、という根源的な問い」を追求し、様々な作り手とのコラボレーションにより実現するもの作りのプロジェクト。その第二弾として、八木映美さんにオリジナルの楽曲を制作いただいた。八木さんは「八木映美と静かな実験」というグループで、美術館やギャラリーのために楽曲を制作しているアーティストだ。今回 es quart の空間にて、オリジナル楽曲のライヴパフォーマンスをしていただく。

 オリジナル楽曲のタイトルは、「脈々と。ー Our life is in circle.」

”TARTLE PRODUCTS”のコンセプトを見事に音楽に落とし込んで表現していただいた。

自身のオリジナルアルバムのジャケット用に絵を描く多彩な一面も持つ八木さんによる、原画付きCDプレーヤーの限定販売のほか、その原画を元にしたポストカード付きオリジナルCDの販売も行う。オリジナルCDのジャケットデザインは、グラフィック、空間、プロダクトまで幅広いジャンルのデザインを手掛けるデザイナー猿山修氏に依頼。A4用紙を織り込んで製作されるデザインの紙ジャケット。良い意味でラフであり、温かみを感じるプロダクトになっている。

この時代にCDを作ることに正直迷いはあったが、このプロジェクトを進める過程で様々な作り手と関わるうちに、なにかカタチとして残したいと思った。そしてこのサウンドアートエキシビジョンというライヴを体験する人たち、楽曲を聴いていただける人たちにとっても、このカタチとして残るもの作りが、なんらかの価値になればという願いを込めた。

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脈々と。- Our life is in circle.

10年後20年後100年後、一体どんな物がそこにあるのか。

それは時の移り変わりによって輝きを増すもの。

そして時代や目的を超え常に今に在り続けるアートとしての強い芯を持つもの。

今存在する音楽、謡はどこから来たのか。

ルーツを辿ると元はハミングから物語を伝えるべく歌謡曲というものが生まれたという。

原点であるハミングをベースに、 アート的要素を音楽的観点で表現すべく制作された今回の楽曲。

同じ間隔で流れる和音は、《現在進行形で在り続けること》を表現し、時折現れる異なるピアノ の旋律は《時の移り変わり》を表現する。そして、そのハミングで構成された和音は徐々に音数が 増えていき、30分経つと、頭に戻りミニマリストのようにシンプルな和音になる。

それは《様々な時代背景の中で多種多様な解釈をされながらも、美しさは変わらず、そこに在り 続けること》を表現している。  これらは時代が変わりながらも皆が自ずと魅了されている「独創的なデザインであり、経年の印 であり、触れずにはいられないマテリアルであり、唯一無二の手の跡」、つまりアート的要素の部分 を表している。(八木映美と静かな実験)

 

2022. 4.17.Sun.
閲覧時間 13:00〜18:00

八木映美と静かな実験
 八木 映美 (voice/soundscape)
 友田 ジュン (piano/keyboard)
 織原 良次 (fretlessbass)

Music Charge 前売り券 ¥3,000 / 当日券 ¥3,500 (出入り自由) 

予約ページ
配信URL/https://es-quart-tp02.square.site/

 
 

es quart
住所/〒111-0031 東京都台東区千束3-4-3 千束河合荘3F
Webサイト/https://esquartgalerie.com/